■産地：コンゴ/ケヘレ
■プロセス：ウォッシュド
■標高：1,480-2,000ｍ
■品種：ブルボン

つつじの花の蜜をすいながら歩いた学校の帰り道を思い出すような、
黄色いお花の妖精が飛び回るような明るいエネルギーたっぷりのコーヒーです。

【コンゴ共和国って？】
アフリカ中部に位置し、金、ダイヤモンド、電化製品に欠かせないスズやリチウムイオン電池に使用されるコバルトなどの鉱物資源が豊富な国です。
色んなモノを持っているので、豊かなのかな？と思われがちですがだからこそ土地の奪い合いで避難民の数は世界トップクラスで中東のシリアやイエメンなどの国々よりもひどい状況でした。
2017年には一日に平均5,500人、合計170万人もの人々が家を捨てざるを得ず、世界最大の避難民を生み出す原因は紛争だけではありません。

【難民支援が必要な背景】
もともとはコンゴ自由国として、1885年のアフリカ分割に関するベルリン会議においてベルギーの領有地となり、現地人への過酷な収奪が行われました。絶えない紛争や腐敗政治による鉱物の採掘権や民族間のアイデンティティ対立、隣国の関与などの問題を抱え、武装勢力による襲撃や食料の略奪により、住民たちは不安定な生活を余儀なくされています。
このように続くコンゴ民主共和国の紛争は、1998年から2007年の間に540万人以上もの犠牲者を出しており、1950年代の朝鮮戦争以来世界最大規模です。

【女性の就労支援と森林保護】
各地で紛争が起こっているコンゴ。鉱物資源が武装勢力の資金として使われているケースもあり、鉱山での労働条件は酷く、危険であり、報酬が少ないのも問題です。
また、紛争により農地や畑が破壊されており、国連世界食糧計画（ＷＦＰ）によるとコンゴの人口の約１割が飢餓の瀬戸際にあるとされ、被害にあっている人口にするとシリアの10倍にも及んでいます。
世界中で中東の動向が注目されてきた近年(今はロシアとウクライナですが)、アフリカの真ん中で起こっている惨劇はメディアが報道しないから注目されてこなかったのです。
さらに、アフリカは男性優位な社会であり、難民は多いですが女性が1人で生きていくにはさらに難しい状況が続いており、性犯罪も多発しています。
私も海外でボランティアをしていましたが、募金等で食べ物を配るだけではその場凌ぎで、その国のシステム自体が腐敗してしまったり持続性がなかったりと様々な問題がありました。(今必要な事と継続的に変えていく為に必要な支援が違う)
こうしてコーヒーを通して新たな雇用を生み出し、持続的に安心して働いていける環境が作れたらと思っています。
また、このコーヒー豆に上乗せして、森林保護(と復活)や学校等の施設の建設に使われる費用も収益からまわしています。

■品名：コーヒー豆
■内容量：150g
■テイストノート：レモンティー、青リンゴ、ライチ
■ロースト：浅煎り


※挽き売りの場合は、備考欄にお願い致します。

※ご注文確定後に焙煎し、発送いたします。お手元に届くまで１週間以上かかる場合がございます。お急ぎの場合は、事前にお問い合わせください。